キンクロハジロらしき水鳥を池で見たあと、今度は木にいる鳥を撮ってみました。前回は池の中央にいる鳥との距離がとにかく遠く、まずはそこが大きな壁でしたが、近づける鳥なら、この古い Olympus E-PL3 と望遠レンズでも、思っていたよりちゃんと撮れると実感しました。
その中でも特にうれしかったのが、カラスの真正面の写真でした。カラスは人が近づいてもあまり慌てず、今回もなるべくそっと距離を詰めながら撮らせてもらいました。すると、これまでよりかなり大きく、しかも思ったよりきれいに写りました。黒い鳥なので難しいかと思っていたのですが、目や嘴の感じもある程度出ていて、このカメラでもこういう一枚が撮れるのかと少し驚きました。真正面の顔は、普段見ているカラスよりも少し丸く見えて、意外とかわいかったです。

撮影メモ
Olympus M.Zuiko Digital ED 75-300mm F4.8-6.7 II
ISO:200 シャッタースピード:1/200s F値:7.1 焦点距離:300 mm
この写真では、黒いカラスでも顔や嘴の形がある程度残っていて、「近づければこの機材でもここまで撮れる」という感触が初めて持てました。
同じカラスでも、別の瞬間に撮った写真では、今度は枝が顔に重なってしまいました。鳥自体の向きは悪くなかったのに、前にある枝がちょうど顔の近くにかかってしまい、かなり印象が変わりました。野鳥撮影の指南書などでも枝のことを意識することを書かれていましたが、まさにこれだと実感する経験となりました。しかも鳥はじっと完全には止まってくれませんし、自分も動くと逃げられるかもしれません。その場で少しだけ位置を変えるか、鳥の向きが変わるのを待つか、その判断が大事なのだろうと思いました。まさに一期一会という感じです。ハンティング的な要素とくじ引きとかガチャでラッキーを運を楽しむみたいな要素に近いものなんかも色々とあって、野鳥撮影のゲーム性のような独特の楽しみを感じたところです。
真正面のカラスの頭のふわふわした毛の感じも写っていて、カメラ目線になってくれたのもあって可愛らしさを感じる1枚になったと思います。

撮影メモ
Olympus M.Zuiko Digital ED 75-300mm F4.8-6.7 II
ISO:200 シャッタースピード:1/200s F値:7.1 焦点距離:300 mm
こちらは1枚目と比べて「枝が顔に重なるだけでかなり惜しい写真になる」ということの実感を対比として残しておきます。
そのあとに撮れたのがシジュウカラです。鳴き声はよく聞いていましたが、写真として見ると、思っていた以上に丸っこくてかわいく見えました。最初は一瞬エナガのようにも思ったのですが、こうして写真に残して見返すと、顔つきや体の感じが少し違っていました。こういう「見間違えたかもしれない」という感覚も、撮って見返すことで少しずつ整理されていくのだと思います。
ただ、最初の一枚はかなり枝が多く、手前の太い枝が体に重なってしまいました。小鳥はカラスよりも少し距離があるだけで急に撮りにくくなりますし、枝の中にいることも多いので、顔や体の前にものが入りやすいのだと感じました。見つけられて撮れたこと自体はうれしいのですが、「きれいに見せる」にはもう一段工夫が必要だと分かりました。

撮影メモ
Olympus M.Zuiko Digital ED 75-300mm F4.8-6.7 II
ISO:4000 シャッタースピード:1/200s F値:7.1 焦点距離:300 mm
この写真では、枝の多い場所にいる小鳥を撮る難しさが出ていました。背景だけでなく、手前の枝まで意識しないといけないことを実感しました。
別の写真では、枝の位置はさきほどより整理されていて、丸っこい姿もわりとよく出ていました。カラスほどは近づけませんでしたが、それでも「小鳥らしいかわいさ」は残せたかなと思います。一方で、同じ時間帯のはずなのに少し暗く、ざらついた感じに見えたのは気になりました。最初はホワイトバランスなのかと思ったのですが、なんでしょうね。ちょっとこの辺は勉強を続けて行って改善したいと思います。

撮影メモ
ISO:4000 シャッタースピード:1/200s F値:11 焦点距離:300 mm
この写真は、枝の位置は比較的よかったものの、少し暗めでざらつきも感じました。
今回の散歩では、前回とは違う意味で「近づくこと」の大切さを感じました。池の水鳥では物理的な距離が遠く、木の小鳥ではサイズの小ささが距離のように効いてきます。結局、どちらも被写体をある程度の大きさで写せるかどうかが大きいのだと思います。そのうえで、近づけた後は今度は枝や背景の整理が問題になる。少しずつですが、野鳥撮影の難しさが一段ずつ見えてきた感じがします。
それでも、今回は「ちゃんと撮れた」と思えるカラスの一枚があったのがよかったです。いきなりものすごい望遠レンズの画素数の高いカメラで始めずに、古いカメラのちょっとした望遠レンズを買い足すだけで様子見をしてみようという自分の判断はそんなに間違えてないなと思えました。かなり前向きになれました。
今回の撮影メモまとめ
使用機材:Olympus E-PL3/望遠レンズ Olympus M.Zuiko Digital ED 75-300mm F4.8-6.7 II
撮影した鳥:カラス、シジュウカラ
今回の主な気づき:近づければ古いカメラでも思ったより写る。枝の重なりも気にする。同じ時間帯でも、背景や被写体の違いで写り方が揃わないことがあるので調べる。